ECサイトを制作する場合「どのくらい制作期間がかかるのだろう」「どのような工程があるのだろう」などと考える人もいると思います。
ここでは、ECサイト制作にかかる期間や手順、注意点について解説します。
目次
ECサイト制作にかかる期間
ECサイトの制作にかかる期間は、案件や業者によって異なりますが、3~4カ月程度かかることが多いです。
ただし、無料ASP(ブラウザ上で簡単にアプリケーションを運用・管理できるシステム)の場合、内容によっては30分程度でECサイトができてしまうこともありますし、有料ASPでも1~3カ月程度で制作可能です。
パッケージやクラウドECを導入したり、フルスクラッチで製作したりすると、3~6カ月程度かかります。
ECサイト制作の手順
1.コンセプトの定義
ECサイトを制作する前に、必ずしておきたいのが“コンセプト”の定義です。
「なぜECサイトをつくりたいのか」「どのようなサイトにしたいのか」などのコンセプトを明確化することで、目的に合ったサイト構築ができるようになります。
2.要件定義
コンセプトを基に、必要機能の洗い出しを行っていきます。
最低限どのような機能が必要か、予算に余裕があったらどんな機能を盛り込みたいのかなど、自社の事情を踏まえたうえで考えて行くと同時に、エンジニアやデザイナーに共有するための資料作成も行っていきます。
3.設計・開発
要件定義に沿って、どのようなシステムを利用するかを決めます。
まずモール型か自社型かを決定しましょう。
モール型はオンライン上の百貨店のようなもので、楽天市場やアマゾン、Yahoo! ショッピングなどが該当します。自社型は、自社のWEBサイト内で運営するECサイトのこと。
簡単に始めたいのであればモール型、独自のこだわりを盛り込みたい場合は自社型がおすすめです。
4.商品登録
設計・開発が進んできたら、商品の登録作業を行います。
商品ごとに、商品説明や価格、写真などを登録していきましょう。一つずつ手入力することもあれば、CSVを使って一括登録することも可能です。
ECサイトにとって、商品画像や説明は物を売るための大きな武器。商品画像は統一感のあるものを選び、商品説明文には顧客の知りたい情報を積極的に掲載していきましょう。
カテゴリやキーワードを登録することで、消費者はサイト内で商品を探し易くなります。
「商品数が多すぎて、自社のスタッフだけでは終わりそうにない……」というときは、商品登録代行といった外注に依頼することも可能です。
5.テスト
商品登録が済み、サイトが完成したら、問題ないかオペレーションテストを実施します。
ほかのシステムとの連携もできるかどうか、確認しておきたいですね。
またこの際に、スタッフが操作できるよう、教育も行っていきましょう。
6.公開
公開後は思わぬトラブルが発生することもあります。
誰が顧客問い合わせに対応するかなど、保守・運用チームの体制も整えておきましょう。
自社だけでは不安な場合、外注企業のサポートチームも活用できます。売上アップのためのコンサルティングやマーケティング支援なども行ってくれる企業もあります。セキュリティー面においても、色々な施策を提案してくれる業者を選んだほうが安心でできます。
ECサイト制作時の注意点
1.商材や企業規模に合った、ECサイトを構築する
ECサイトの制作方法はさまざまです。
個人が気軽に手作りアクセサリーを売れるようなネットショップから、有名企業がたくさんの商品を販売する大規模サイトまで色々あります。
どのようなECサイトにするか、商材や企業規模などと照らし合わせて、よく考えてから構築しましょう。
一般的に個人事業主や中小企業にはASP、技術力や資金力がある程度見込める場合はオープンソース(公開されている無償のプログラムを参考に自社でECサイトを構築すること)、機能を抑えて月額費用を減らしたい場合はクラウドEC、比較的大きめな企業にはパッケージがおすすめです。
自分たちにとって、何が一番重要か。
熟考してから構築しはじめることで、後悔をなくせます。
2.ユーザー目線で構築する
デザインや構成を考える際、忘れてはならないのが“ユーザー視点”。
ユーザーはどのように感じるか。
そして、どのようなデザイン・動線なら「購入したい!」と思ってくれるか。熟慮してから、ECサイトを構築しましょう。
ユーザー視点でサイトを点検することで、思わぬ不便さなどに気づくかもしれません。
思い込みを一旦捨て、「初めて訪れたお客様はどう思うだろう?」「リピーターのお客様はどう感じる?」と実際の消費者になったつもりで、厳しくチェックしていきましょう。
3.商品ページに力を入れる
ECサイトで最も重要といっても過言でない商品ページ。
商品ページでいかに上手く商品を魅力的に紹介できるかによって、購入率が大きく変わります。
基本的なことですが、商品画像はイメージしやすいよう複数枚登録する、商品名にオリジナルのキャッチコピーを挿入する、分かりやすい商品説明文を掲載するなどの工夫を凝らすことでさらなる売上アップが見込めます。
レコメンド機能などを挿入して、ついで買いを促すのも一つの方法です。
色々なアイディアを出し合い、売れる商品ページを作っていきましょう。
4.購入してくれた人に対してのアフターフォローを忘れない
ECサイトは売って終わり、ではありません。
一度購入してくれたお客様にリピーターになってもらうためのアフターフォローも重要です。
リピート率を上げるためにも、ダイレクトメール(DM)を送付したり、ステップメールを送ったりするなど、さまざまな工夫を行っていきましょう。
購入してくださったお客様の購買行動などを分析して、次回購入へとつなげていくことが大事です。
楽天市場出店のメリットとデメリット
この記事では、楽天市場のメリットとデメリットについて紹介しております。
楽天は国内最大級のECモールですが、集客力もある分、規制が厳しかったり、手間・コストがかかったりするなどデメリットもあります。
楽天市場への出店を考えているけど、出店のメリットやデメリット、注意点とは何か?と悩んでいる方は、是非こちらの記事をご覧ください。
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2021年7月 初稿
2022年1月 2022年4月 リライト