GA4を開いたけれど、数字が多すぎて何を見ればいいか分からない。そんなことありませんか?
Google Analytics 4を開くと、ユーザー、セッション、イベント、エンゲージメント、キーイベントなど、たくさんの数字が表示されます。広告も出していると、「結局どの数字を見れば成果が分かるの?」となりやすいですよね。
私たちもアクセス解析をしていて、数字をたくさん見ること自体が目的になってはいけないと感じています。知りたいのはアクセス数そのものではなく、広告から来た人がサイトを見て、最終的に問い合わせにつながったのかということです。
中小企業でWeb広告を運用しているなら、最初からGA4のすべてを理解する必要はありません。まずは「どこから来たか」「読まれたか」「どのページを見たか」「行動したか」「成果になったか」の5つに絞ると分かりやすくなります。
GA4は全部を見るのではなく、「広告から来た人が成果までどう進んだか」を確認するために使うと、見る数字をかなり絞れます。

広告を出している中小企業がGA4で見るのは、まずこの5項目です
今回おすすめするのは、難しい分析ではありません。広告費を使っている会社が「そのアクセスに意味があったのか」を確認するための最低限の5項目です。
- どこから来たか|流入元・広告キャンペーン
- ちゃんと見られたか|エンゲージメント
- どのページを見たか|ページとスクリーン
- どんな行動をしたか|イベント
- 最終成果につながったか|キーイベント
この5つを順番に見ると、単に「アクセスが100件あった」で終わらず、その100件がどんなアクセスだったのかを考えやすくなります。
1.どこから来たか|流入元・広告キャンペーンを見る
最初に確認したいのは、「誰が来たか」よりも「どこから来たか」です。Google広告なのか、自然検索なのか、SNSなのか、他サイトからなのか。入口が違えば、ユーザーの目的も違います。
GA4の「トラフィック獲得」では、セッションのチャネル、参照元、メディアなどを確認できます。Google広告と連携していれば、Google広告キャンペーン単位のセッションを見ることもできます。
例えばGoogle広告から100件、自然検索から100件来ていたとしても、その後の動きが同じとは限りません。だからアクセス全体を一つにまとめず、流入元ごとに分けて考えます。

2.ちゃんと見られたか|エンゲージメントを見る
次に確認したいのが、来た人が実際にサイトを見ていたのかです。広告がクリックされ、GA4にセッションが記録されても、その人が内容をしっかり見たとは限りません。
GA4では、平均エンゲージメント時間やエンゲージメント率を確認できます。現在のGA4では、10秒以上継続する、キーイベントが発生する、または2ページ以上表示されるセッションなどを「エンゲージメントのあったセッション」としています。
この数字を見ることで、「アクセスはあるけれどほとんど見られていない」のか、「ある程度興味を持って見てもらえている」のかを大まかに切り分けられます。
ただし、私たちが普段重視している「滞在0秒・スクロール0%」のような細かなクリック後分析とは少し考え方が違います。GA4のエンゲージメントは、まず全体傾向を見るための指標として使う方が分かりやすいです。
3.どのページを見たか|ページとスクリーンを見る
サイト全体の数字だけではなく、どのページが実際に読まれているかも確認します。トップページは見られているのか、料金ページまで進んでいるのか、サービス詳細で止まっているのかによって改善場所が変わります。
GA4の「ページとスクリーン」レポートでは、ページごとの表示回数、アクティブユーザー、平均エンゲージメント時間、イベント数、キーイベントなどを確認できます。
例えば料金ページの閲覧は多いのに問い合わせが少ないなら、価格を見た後の不安や、実績、比較材料などを見直す候補になります。逆に料金ページまでほとんど来ていないなら、その前の導線を疑います。

4.どんな行動をしたか|イベントを見る
ページを見ただけでは、その人がどれくらい興味を持ったのか分かりません。そこで確認したいのがイベントです。GA4では、ユーザーがサイト内で行ったさまざまな動きをイベントとして記録できます。
例えばページビューやスクロール、クリックなどのイベントです。GA4はイベント数やセッションあたりのイベント数もレポートできます。
ただし、GA4の標準的なスクロール計測だけで「20%・50%・80%まで読んだ」と細かく分かるわけではありません。必要な行動を詳しく見たい場合は、イベント設計を追加する必要があります。
ここは重要です。GA4を入れただけで、広告クリック後の細かな行動がすべて自動的に分かるわけではありません。自社が確認したい行動を決めて、それに合わせて計測を整える必要があります。
5.最終成果につながったか|キーイベントを見る
最後に確認するのが成果です。問い合わせフォーム送信、資料請求、予約、購入など、会社にとって重要な行動をGA4では「キーイベント」として設定できます。
Googleの公式説明でも、ビジネス成果にとって重要なイベントをキーイベントとして指定すると、その行動をしたユーザー数や、そこに至るチャネルのマーケティングパフォーマンスを評価できます。
広告を出している会社であれば、この設定はかなり重要です。アクセス数や滞在時間だけ見ても、最終的に問い合わせへつながったか分からなければ、広告効果を判断できないからです。
GA4を見る前に、「自社にとって何が成果なのか」を決め、その行動をキーイベントとして計測できる状態にしておくことが大切です。

GA4で見る時は、数字を単独で評価しない
GA4でよくやってしまうのが、「エンゲージメント率が何%なら良い」「平均エンゲージメント時間が何秒なら悪い」と、一つの数字だけで評価することです。
しかし、業種、ページの目的、広告、ユーザー層によって数字の意味は変わります。大事なのは、自社のサイトの中で流入元ごと、ページごとに比較し、どこで数字が落ちているのかを見ることです。
例えば広告Aと広告Bを比べて、Aはアクセス数が多いがエンゲージメントが弱い。Bはアクセス数が少なくてもキーイベントが多い。この違いを見る方が、単純な平均値より実務では役立ちます。
GA4で分かることと、分かりにくいことを分けて考える
GA4は、流入元、ページ閲覧、エンゲージメント、イベント、キーイベントなどを全体的に把握するには非常に便利です。Google広告を出している企業なら、広告キャンペーンとサイト成果の関係を見るためにも重要なツールです。
一方で、「この広告から来た一人のユーザーが、ページのどこで迷ったのか」「何秒で離脱したのか」「どのようにページ内を動いたのか」といった細かな行動は、GA4の標準レポートだけでは分かりにくい部分があります。
私たちは、GA4で全体像を見ながら、その先のクリック後行動も確認したいと考えています。GA4か別の解析かという二者択一ではなく、役割を分けて使う方が自然です。
中小企業なら、毎月この順番で見るだけでも十分です
GA4を毎日細かく見る必要はありません。広告を出している中小企業なら、まず月に一度でも次の5項目を順番に確認するだけで、かなり状況を整理できます。
- どの広告・流入元から人が来たか
- その人たちはちゃんとサイトを見たか
- どのページを見たか
- どんな行動をしたか
- 最終的にキーイベントにつながったか
そして、数字が悪かったらいきなり全部を変更するのではなく、最も問題がありそうな場所を一つだけ直します。翌月に同じ数字で比較すると、改善したかどうかも判断しやすくなります。

まとめ|GA4は「どこから来て、何をして、成果になったか」を見る
GA4は機能が多いため、最初から全部理解しようとすると難しく感じます。ただ、広告を出している中小企業がまず確認する内容は、それほど複雑ではありません。
流入元、エンゲージメント、閲覧ページ、イベント、キーイベント。この5つを順番に見るだけでも、「アクセスはあるのに成果が出ない」という問題をかなり整理できます。
GA4で見るべきなのは数字の多さではなく、「どこから来て、サイトで何をして、最終的に成果につながったか」です。まずこの流れだけ押さえておけば十分です。
GA4の数字だけでなく、クリック後の行動も確認してみませんか
Excellent Analyticsでは、広告流入後の滞在時間、スクロール、CTA行動、フォーム到達などを確認できます。GA4で全体像を確認したうえで、「その広告クリックの中身をもっと詳しく知りたい」という場合に活用してください。

投稿者プロフィール
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Web制作歴27年。1,000サイト以上のWeb集客のサポート経験を持つ。
その経験で得た知識や経験でWeb集客の立案やコンサルティングを担当しています。集客問題を解決できるノウハウをわかりやすくご紹介いたします!
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